めだかを長生きさせたい!~寿命と主な死因について知ろう~2018.01.07
めだかを長生きさせたい!~寿命と主な死因について知ろう~
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めだかは日本に古くから生息しており、最も古い改良品種であるひめだかは江戸時代よりはるかに歴史があり、特権階級の人々の間でかわいがられていました。今回はめだか飼育の基本的な知識としてめだかの寿命と主な死因を学び、より寿命を延ばす方法を考えていきましょう。
めだかの命は短く儚い!?
自然環境におけるめだかの寿命はなんと約1年とされています。自然のめだかは5~6月に誕生し、夏・秋に成長して、冬の寒さを冬眠状態で乗り切り、春の産卵を経て命のサイクルを終えてしまいます。
しかし人工的な飼育環境の下では3~4年は当たり前のように飼育することができます。老化による運動能力の低下や餌をとれなくなってしまえば弱肉強食の自然界においては死につながってしまいますが、人工的な環境下ではえさ不足や天敵に襲われる機会が極端に少ないため、寿命の差が生まれるのです。めだかといってもひめだか、黒めだか、白めだか、楊貴妃めだかなど多くの種類がありますが、平均的な寿命はどれも変わりがありません。
しかし白めだかは日光に弱く、直射日光の下で飼育すると寿命も縮まってしまうのです。うまく飼育すると5年も生きてくれるめだかもいます。めだかの寿命はその種類の体型や特徴によるものが大きいので、買う前によく調べたうえでそのめだかの種類にあった飼育環境を整えてあげることが大切です。めだかの死因は大きく分けると人為的な要因と天敵によるものに分けられます。
詳しい死因について知りましょう
ここではめだかの死因を詳しく知っていきましょう。人工的な要因ですが、まず水温の上昇によるものが挙げられます。水温の上昇そのものに耐えられず死んでしまったり、水温上昇によって水中の酸素濃度が低下してしまい、めだかが呼吸することができずに死んでしまうのです。次に水質の変化が挙げられます。水槽内の水が汚れてしまったからといって新しいものに変えてしまうとpHの変化や急な水質の変化に耐えられず死んでしまうのです。
そして、サンゴ砂は水質をめだかが生きていくことのできないアルカリ性へと変化させてしまうため注意しましょう。加えて、1つの水槽に多くのめだかを飼ってしまうと水質汚濁を進めてしまうとともにめだかのストレスを高めてしまい、その結果寿命が縮まってしまうため1つの水槽に多くのめだかを入れすぎないことが重要ですね。
解決策は、適度な日陰をつくったり水槽の置き場所を温度の上がりにくい場所に移動させたりすること、エアポンプを入れて住みやすい環境を作ってあげることです。日光を完全に遮断してしまうとめだかにとって必要な栄養素を作ることができないため逆に弱らせてしまいます。
2つ目の大きな死因として挙げられる天敵について話していきます。めだかにとっての最大の天敵はトンボの幼虫であるヤゴであり、稚魚のころの天敵はボウフラです。室内で飼う際にはある程度防ぐことができますが、外で飼う場合にはずっと見張っておくこともできないでしょう。解決策としては網目の細かい防虫ネットが最適です。また定期的に水槽内をみてヤゴやボウフラを発見した際にはその都度取ってあげることで、それらの虫によるめだかの死を防ぐことができます。
必要なのは人間の愛情と手間です
ここまでめだかの寿命と主な死因、めだかを長生きさせるための秘訣について書いてきましたが最も大切なことはめだかを飼う私たちがめだかに対して愛情を注ぎ手間をかけてあげることです。初めての飼育に対して不安があるという人も事前の下調べと毎日観察してあげることでめだかを長生きさせられます。
まずはミジンコやゾウリムシなど自然界においてもともとめだかが好む餌を与えることで健康維持や成長に大きな役割を果たします。もし突然めだかたちが死んでいくならば、そのまま放っておくのではなくひとつひとつ原因を探っていきましょう。
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