グッピーとめだかの違いを知りましょう!2018.01.11
グッピーとめだかの違いを知りましょう!
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熱帯魚として有名なものにはめだかとグッピーがあります。両方とも大きく分ければめだかに分類されます。しかしながら、それぞれ相違点もあります。これからグッピーを飼育しようと思っている人は、この記事でグッピーの特徴やめだかとの違いを把握しましょう。
グッピーの特徴
グッピーは熱帯魚の中でも非常に人気が高いですが、実際にはあまり詳しくは知られていません。ここではグッピーとはどのような魚なのかを紹介していきます。そもそもの名前の由来は発見者グッピーに因んでいます。日本ではニジメダカという名前で呼ばれることもあります。
グッピーは色彩がとても豊かであるという特徴を持っています。これは多種多様な品種改良が行われた結果です。日本でも観賞用のめだかが販売されていますが、これもグッピーと同じように品種改良を経て色彩豊かになったからです。グッピーには国産と外国産の2種類があります。グッピーはもともと外国から輸入されてきた熱帯魚ですが、国産グッピーは輸入したグッピーを日本国内である程度繁殖させたものです。
国内で繁殖させていて日本の環境に適応していますので、日本でも飼育しやすいです。一方、外国産のグッピーは日本とは異なる環境で育ってきたものなので、日本の環境に適応できるかどうかは確かではありません。ただし、外国産のグッピーの方が価格が国産よりも安いというメリットはあります。
めだかとの違い
それではグッピーとめだかにはどのような違いがあるのでしょうか。1つは性別による体型の違いです。めだかの場合はオスとメスとで体型やヒレの大きさがほとんど同じですが、グッピーの場合はオスとメスとで大きく異なります。オスのグッピーは体のサイズが小さくて色彩豊かなヒレを持っているのが特徴です。体長は3センチから4センチ程度です。
それに対して、グッピーのメスは比較的体が大きいですが、ヒレはオスほど大きくありません。体長は5センチから6センチ程度でオスよりも大きいサイズです。こうした性別によるサイズの違いが相違点の1つです。また、グッピーとめだかの違いはまだまだあります。それは産卵方法の違いです。めだかはメスがお腹に卵を蓄えて時間が経過すれば排出していきます。
これに対して、グッピーはメスのお腹で赤ちゃんが育っていって稚魚として出てきます。つまり、親の腹から稚魚として出てくるのがグッピーで、腹から卵として産出されるのがめだかということです。それから、繁殖にも違いがあります。グッピーはお母さんの中である程度育つので繁殖が一見やりやすいイメージがありますが、注意するべき点も非常に多いです。たとえば、親から稚魚を守る必要があることです。生まれてきた稚魚はある程度のサイズがありますが、親の方が圧倒的にサイズが大きいです。
そのため、親と稚魚を隔離しないと親に食べられることが起こります。めだかの場合には海草に卵を産み付けるという方法をとります。めだかは基本的には水面付近を泳ぎますので、卵が親に食べられるということはあまりありません。このように、めだかとグッピーには違いがありますが、どちらもおとなしい魚という共通点があります。そのため、同じ飼育容器でグッピーとメダカを混泳させることは可能です。これはお互いに攻撃し合わないという点だけでなく、快適に生きられる水温についてもほぼ同じだからです。ただし、外国産のグッピーの場合は攻撃性が高く、水温も適していない場合があります。
まとめ
グッピーとめだかは分類学上では同じではありますが、紹介してきたようにさまざまな違いがあります。ただし、グッピーとめだかには共通点がありますので混泳が可能ですが、産卵方法やメスとオスの性別による違いがあります。参考になれば幸いです。
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