メダカを飼いたいあなたに!初心者が知っておきたい知識あれこれ2017.12.15
メダカを飼いたいあなたに!初心者が知っておきたい知識あれこれ
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小さくて可愛いメダカ、ペットとして人気のある魚ですよね。ですが、いざメダカを飼育してみようと思った時に、どうすればいいのかわからなくて困ってしまった方もいることでしょう。今回、初心者の方でも簡単にできるメダカの飼育方法について紹介していきます。
メダカってどんな魚なの?育てやすさは断トツです!
メダカとは日本で最小の淡水魚で、主に綺麗な小川や田んぼなどに棲んでおり、古くは江戸時代から日本人に親しまれてきました。丈夫で育てやすいことがメダカの特徴で、屋外・屋外問わず飼うことができ、特に初心者にお勧めの飼育魚と言えるでしょう。自然界ではメダカの寿命は一年程度ですが、飼育する場合は3年から4年と長生きします。特にメダカが美しくなるのは二年目と言われていますので、楽しく育てましょう。
メダカはその種類にかかわらず、オスとメスを一緒に水槽で飼っていれば簡単に繁殖することができます。特に水温の上がる夏場が繁殖時期で、日照時間が長ければ自然と繁殖し、反対に日照時間が短い冬になるとやめてしまいます。池やプランターなど屋外で飼う場合は放っておけば自然に繁殖していきますが、冬場でも屋内の水槽でメダカの子どもを増やしたい場合は、人工照明を1日14時間以上つけておくこと、そして水温を25℃位にヒーターで維持しておくことが大切です。観賞用であれば、特に面倒くさい作業もなく、必要なものを揃えておくだけでメダカは自然に育っていきますので、気軽に飼育を楽しむことができるでしょう。
メダカを飼育する時に覚えておきたいこととは
メダカは屋内でも屋外でも飼育することが可能ですが、ここでは屋内で飼う方法について紹介していきます。メダカを飼育するにあたり最低限必要なもの、それは水槽、水、水草などメダカの隠れる場所になる物、そしてエサだけです。もともとメダカは丈夫な魚ですので、大がかりな装置も必要ありませんし、水も最初の二か月は、週に一度四分の一程度の水を入れ替えるだけで大丈夫です。その後は水が蒸発した分だけ入れ替えればいいので、面倒くさがりの方でも簡単にできます。
このように、あまり気負い過ぎず気楽に飼うことができるのがメダカの特徴と言えます。また、メダカの繁殖を目的とする場合は水温が上がりやすい屋外が良いですし、鑑賞を目的にする場合は屋内での飼育が良いでしょう。もちろん、屋内で飼う場合も水温をヒーターで上げたり人工照明をつけることで、繁殖することができます。そして、メダカを飼うのが初めてという方は、いきなりメダカを10匹以上飼育するのではなく、まずは4、5匹から飼い始めることをお勧めします。メダカもテリトリー意識がありますので、メダカの数が多すぎると泳ぎにくくなりストレスを感じてしまうからです。
メダカを飼う時にやってしまう間違いとは
メダカを飼う時にやってしまいがちな間違い、それはメダカのエサと水に関してです。まず初めにエサですが、メダカはエサの量が少ないからといって死ぬことはありません。むしろ、エサをあげすぎてしまうことで食べ残しが水槽に溜まり、水質が悪化してメダカを弱らせてしまいます。メダカには歯がありませんし胃もありません。そのまま腸にエサが送られるだけですので、たくさん体内に溜め込むことができません。
一日のメダカのエサの目安として、朝晩の二回ほど、メダカ10匹に指一つまみ程度のエサが適量となります。また、冬場ですと一週間に一度程度のエサやりで十分です。メダカが冬眠している場合は基本的にエサを与える必要はありません。
次に、メダカの水槽に入れる水ですが、ミネラルウォーターを使ったり河川の水を使用する方がいるかもしれませんが、一番良いのは水道水なんです。ミネラルウォーターや河川水は硬度や衛生面で問題があるため、使用は避けましょう。メダカの水槽に入れる水道水は、事前にカルキをしっかり抜いておくことが必須です。水道水をバケツに入れて太陽の光に当てたまま三日間放置するだけで大丈夫ですので簡単ですね。また、ペットショップにはカルキを抜くための塩素中和剤が販売されていますので、水道水を三日放置する時間がないという方は使用してみましょう。
メダカを飼う時に気を付けたい3つのルールとは
では、メダカを飼う時に大切な3原則について紹介します。
まず一つ目は、メダカの水槽の水流です。メダカは本来あまり水流がない場所を好んで生息していますので、泳ぐスピードもあまり速くありません。ですので、メダカが快適に過ごすためには水流が弱いことが第一条件にあげられます。フィルターやエアレーションの使用によって水流が強くなってしまうと、メダカのストレスになってしまいますので注意が必要です。
二つ目は、水質管理です。メダカは弱酸性から弱アルカリ性の水が一番適しています。水道水はほぼ中性ですが、消毒で使用される塩素はメダカにとって猛毒となりますので、しっかりカルキ抜きをしておきましょう。また、水槽に入れる砂によっては水をアルカリ性に変えてしまうものがありますので注意が必要です。そして、メダカの飼育を開始して一か月半はメダカの糞尿を分解するバクテリアがいないため、水槽がまだ安定していません。ですので、その間は水槽の水の入れ替えはしないようにしましょう。
三つめは、エサの量です。メダカにエサをあげすぎてしまうと、反対にメダカが弱ってしまいますので、少量を一日二回あげるだけにしましょう。メダカはエサの量が少ないからといって決して死ぬことはありませんので、エサの量を気にしすぎることはありません。メダカを飼う時に特に気を付けたいのはこの3つのルールですので、しっかり覚えておきましょう。
メダカが住む環境を快適にしましょう
メダカの住む環境を快適にするためには、まずは水槽選びが大切です。水深の深さよりも水面の面積が多いことがメダカにとっては大切です。というのも、メダカは水の上面を好んで泳ぐため、水面の面積が広ければ広いほど互いにストレスなく過ごせるでしょう。細長い水槽はメダカの飼育には向いていませんので、おしゃれだからという理由だけで水槽を選ぶのは避けてください。
次にメダカの飼育環境に大切なのは水草です。水草は水槽の飾りとして使えるだけでなく、メダカが生活する上で必要不可欠なものです。というのも、水草は酸素を補給するだけでなく、メダカのエサやフンから発生するプランクトンを吸収し水を綺麗にしてくれるからです。さらに、卵を産み付ける場所としても水草は大切ですので、メダカが快適に過ごすために必ず用意しておきましょう。そして、水槽に入れる底砂も、鑑賞用としてだけではなく、メダカにとって大切なバクテリアの住みかになるので必要です。
メダカが食べ残したエサやフンは底砂に溜まり、バクテリアのエサとなります。バクテリアは、水槽内の水草やパイプ等、あらゆるものの表面についていますが、特に底砂は面積が広く、バクテリアを育成するのに有効です。さらに、水槽を清潔に保ちたい方は巻き貝も飼ってみることをお勧めします。水の濁りの原因は、フン、エサ、プランクトンの他にコケがあります。日光に当たることでコケは繁殖してしまいますので、避けては通れないでしょう。そんな時、コケやフン、エサを食べてくれるのが巻き貝で、巻き貝から出るフンは水草の肥料になりますので、水槽を効率よく綺麗に保つことができるんです。
まとめ:メダカを飼うのはこんなに簡単です!
今回、メダカを飼育したい方にとって大切な基礎知識から間違いやすい点、守るべきルールについて紹介してきました。メダカは飼うのが非常に簡単な魚ですので、まずは水槽に水、エサと水草を用意して、気を付けたい点を考慮に入れた上で飼育を楽しんでみましょう。
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