幹之メダカの特徴と光沢の出し方を紹介します!2017.12.21
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幹之メダカの特徴と光沢の出し方を紹介します!
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メダカは日常で身近な魚ですが、その種類はさまざまです。特に、近年誕生したばかりの幹之メダカはその独特な輝きを持っていることで注目が集まっています。この記事では幹之メダカの特徴や種類に触れながら、その光沢の引き出し方も紹介していきます。
幹之メダカとは?
幹之メダカとはどのような特徴を持つメダカなのでしょうか。このメダカについて特筆するべき点はなんと言ってもその素晴らしい光沢です。幹之メダカは背中が光り輝いて、他のメダカには出せない輝きを持っています。
なぜ背中が光り輝くのかというと、これはグアニン色素が背中を中心にして体全体に広がっているからです。グアニン色素は魚のお腹の部分に見られることが多い成分です。魚のお腹が銀色に見えるのはこのタイプの魚です。背中の光の長さに応じて幹之メダカはランク分けされて価格も変わってきます。
飼育容器の上から眺めたら楽しく鑑賞することができます。熱帯魚を飼育したい人には強くおすすめしたい魚の1つです。また、幹之メダカの大きな特徴はその背中の輝きを次世代に伝えることが可能なだけでなく、その色合いを次世代において変えることも可能であるという点です。
ちなみに、幹之メダカの名前の由来は作出者の娘の名前から名づけられました。実は幹之メダカの歴史はまだ浅くて2007年のめだかの品評会に作出者が出品したことが最初です。そこから全国的な広がりを見せていまや大人気品種になっています。
幹之メダカの光沢の種類と光沢の出し方
幹之メダカにはさまざまな光沢があります。その種類をいくつか紹介していきます。まずは背中に光沢がなくヒレだけが輝いているものはヒレ光といいます。背ビレに少しだけ光があるものは点光です。点光よりも光が少なく数ミリ程度の光沢がないものは弱光といわれています。
頭部以外の背中が全体的に輝いている個体はスーパーと呼ばれています。このように幹之メダカにはたくさんの光沢があります。また、幹之メダカの種類も豊富です。身体全体が真っ白な白幹之メダカ、身体が青色の青幹之メダカ、青幹之の黒色素を取り除いた純粋な青みを身体の内側に持っているマリンブルーなどです。
マリンブルーが最も人気が高いです。このように、光沢も種類も豊富な幹之メダカですが、その光沢の出し方にはコツがあります。もちろん、基本的には遺伝が最も大きな要因になります。幹之メダカのベースの色は白色、青色、黄色、茶色などですが、白色と青色になる確率がどうしても高いです。光沢も白色と青色が多いです。青幹之メダカであれば光の伸びと太さが白色やその他の色の幹之メダカよりも良いです。
ただし、注意点もあります。青幹之メダカ同士を交配させると4分の1の確率でクロメダカが生まれます。親のどちらか一方を白幹之メダカにすればすべて幹之メダカになるのでおすすめです。青幹之メダカの遺伝が残るようにうまく交配させていくことも重要なポイントです。
そして、水温を調整することで光が伸びる傾向があります。卵のときから水温を33度程度に維持して飼育すると背中全体に光が広がってスーパーになりやすいです。それから、エサも重要です。魚のうろこが分厚くなるようなエサを与えると光沢に違いが出てきます。このように、幹之メダカの光沢をうまく引き出すためには、遺伝、水温、餌の3つを考慮する必要があります。
まとめ
幹之メダカを紹介してきましたが、種類と光沢の多さに驚いたのではないでしょうか。幹之メダカはまだ新しい品種ですので、知らない人も多いですが、その背中の輝きは非常に魅力的です。遺伝、エサ、水温を調整すれば光沢の出方も変わってきます。興味がある人はぜひチャレンジしてみることをおすすめします。自分の好きな輝きを持つ個体が生まれるかもしれません。
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