稚魚の生存率を上げるには?メダカの稚魚の育て方2017.12.17
稚魚の生存率を上げるには?メダカの稚魚の育て方
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忙しい毎日を送っていると、ふと癒やしが欲しくなりませんか?そんなときにおすすめなのが、メダカの飼育です。メダカは飼育の場所を選ばす、育てるのが初めてという人でも簡単に飼うことができます。メダカが産卵して、稚魚から育てるのも達成感があって楽しそうですよね。
メダカの稚魚について詳しく知ろう!~生態と死因~
生存率を100%にすることは難しいと言われているメダカの稚魚ですが、その生態についての理解を深める事で確率を上げることが大切です。メダカの稚魚は、孵化して約3日までは腹の下についている栄養袋から栄養を取っています。
そのため、餌を食べなくても心配することはありませんし、餌を与える必要が無いということをおさえておきましょう。孵化して2週間くらいまでの期間は、食欲旺盛になりますが、ここが最も注意しなければならない期間となります。餌やりに気をつけていないと餓死してしまう可能性が高いのです。孵化してからここまでの期間の稚魚のことを「針子」と言います。さらに孵化して2週間以降は正式に「稚魚」と呼ばれ、色味がついてメダカらしい体になります。
ここまでくれば、他の生物に食べられてしまったり、餓死してしまったりする可能性が減る安定期です。次にメダカの稚魚が死んでしまう主な原因について紹介します。前述した餓死するという死因以外では、エビやボウフラなどによる捕食、水流による疲労、糞や食べカスなどによる水質汚染、急な温度変化があります。では、どのようなことに気をつけて育てるのが良いのでしょうか。
メダカの稚魚の育て方
はじめにおさえておきたいのは、親メダカなどの稚魚以外の生物と稚魚は別の水槽で育てることが大切ということです。捕食の危険を減らすのが目的ですが、稚魚は繊細な生き物なので大切に守る環境をつくるためにも分けたほうが飼育しやすいです。
次に、メダカの稚魚にとっての危険な時期を乗り越える少しの工夫について紹介していきます。まず餌やりについて、稚魚は親メダカと同じ乾燥餌を与えても、大きすぎて食べることができないことを知っておきましょう。乾燥餌はすり潰してから与えると、稚魚も食べることができます。
しかし、毎回すり潰して与える時間がないという方には、グリーンウォーターを使うことをおすすめします。グリーンウォーターとは、プランクトンが豊富に含まれている緑色の水のことで、土や水草などを取り除いた水槽に水を張り、数匹のメダカを入れて日光のもとで放置すると出来上がります。2週間ほどかかってしまいますが、メダカの稚魚が好きなときにプランクトンを食べることができる環境で育てられるので、餓死の可能性が低くなります。
また、メダカの稚魚は水流だけでなく、環境や温度が変わるとストレスを感じてしまうため水換えはできるだけ行わないほうがよいでしょう。水流を起こしてしまう機械は使わずに、多めの水で飼育することで疲労と水質汚染が死因になるのを防ぐようにすると良いようです。これで温度の変化もほとんど無くなると思うので、以上のような点を最低限押さえて育てるようにしましょう。
自分なりの癒やしの空間を作ろう
近年、メダカの種類が豊富になり自分の好きなメダカを育てるのを楽しむ人も増えてきています。その育てやすさや美しい色味から、インテリアとして取り入れる人もいるようです。メダカを飼育しようと考えている方は、大切に育てられた丈夫なメダカを選び、購入してみてください。
当店、「紀の国めだか」のメダカは、水質や餌にこだわり丁寧に育てられています。出荷する際にも、メダカのストレスがたまらないように配慮しながらお届け用の袋に入れています。万が一、お届けの最中に死んでしまったときには、すぐに送り直すシステムもあります。美しい色のメダカが揃っていますので、自分に合ったメダカを探している方は、ぜひお問い合わせください。
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紀の国めだか
和歌山にあるメダカ専門店です。温暖な気候の下自然豊かな地で、丹精込めて育てたメダカを全国にお届けしております。健康管理から餌選びまで徹底的にこだわった良質なメダカを万全な出荷体制でお届けします。万が一の死着保証もご用意しています。飼育のコツやご相談などにもお答え致しますので、お気軽にご連絡ください。