ダルマメダカの特徴は?飼育と繁殖の注意点を紹介します!2017.12.20
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ダルマメダカの特徴は?飼育と繁殖の注意点を紹介します!
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観賞用の魚にはさまざまな種類がありますが、その中でも独特の魅力を持っているのがダルマメダカです。金魚のような可愛らしさがあって魚愛好家にとても人気があります。この記事ではダルマメダカの特徴や飼育の注意点を紹介していきます。繁殖方法にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
ダルマメダカの特徴を知りましょう!
ダルマメダカは見た目が可愛らしい姿をしていて、泳ぐときに尾をふりふりと左右にゆらすのが特徴的です。そのユーモラスな姿が観賞用の魚として高い人気の理由の1つです。それではダルマメダカはどのような特徴を持った魚なのでしょうか。
ダルマメダカは普通種のメダカが突然変異を起こして生じた珍しい種です。普通種に比べて脊柱部分の骨の数が少ないのでサイズが比較的に小さいです。骨がなくなったというよりも発生過程において背骨が複数癒着するようになりました。その結果、小さいサイズの種が生じたというわけです。
また、泳ぐ能力も普通種に比べて劣ります。そのため、水流のある飼育容器に入れるのはあまり好ましくありません。さらに、繁殖が難しいという特徴も持っています。これはダルマメダカのオスが通常種のようにメスの体を抱え込む形での交尾が困難だからです。そのため、無精卵の数がどうしても多くなってしまうのです。
しかしながら、そうはいってもダルマメダカはサイズが小さく泳ぎ方も一生懸命なので独特な可愛らしさを持っています。かわいい魚を飼育したい人にとてもおすすめです。
飼育する上で注意点もあります!
ダルマメダカを飼育したい人はさまざまな点で注意するべきことがあります。1つはダルマメダカを飼育するときには通常種と同じ水槽に入れないことです。
もともと同じ種に属しますので一緒に泳ぐこと自体は可能ですが、サイズが小さいのでどうしてもエサの奪い合いで負けてしまいます。それでエサを確保できない個体が出てくるので、ダルマメダカを飼育するときは単独飼育がおすすめです。
また、ダルマメダカは転覆病になりやすい性質を持っています。これは他の魚にも見られることですが、水温が下がってしまうとひっくり返ってしまう症状のことです。ダルマメダカはこの転覆病を発症しやすい。これはもともとダルマメダカが比較的水温の高いところで産まれやすくて、水温の低下に弱いからです。季節的にも真夏に産卵されることが多いです。そのため、冬場はヒーターを使用するなどして水温を維持してあげましょう。
もし室外で飼育している場合は冬だけは室内に置いてあげることをおすすめします。飼育する上で注意点が多いですが、大切に育ててあげれば長生きさせることは可能です。
効率的に繁殖させる方法は?
ダルマメダカを繁殖させたい人はダルマメダカのオスとメスを交配させるのではなく、ダルマメダカよりも少しサイズが大きい半ダルマメダカのオスとメスを交配させましょう。これなら無精卵の数が少なくなりますし、何よりもきちんとダルマメダカも生まれます。
ダルマメダカ同士の交配だと1匹も生まれない可能性もありますが、半ダルマメダカであれば大きいサイズももちろん産まれますが、ダルマメダカも産まれやすいです。その確率を高めるには水温を30度前後の高めに設定することがポイントです。
まとめ
ダルマメダカは他のメダカよりも体型が小さく、独特のユーモラスな可愛らしさを持っています。飼育や繁殖においては注意するべき点がいろいろとありますが、それらを守ればきちんと成長して長生きしてくれます。
このダルマメダカだけを飼育すると、その群泳は見ごたえが非常にあります。メダカでありながら金魚のような印象を与えてくれますので、観賞用の魚で何が良いか迷っている人はぜひ一度検討してみてください。背中も綺麗なので横からだけでなく、上から見ても楽しく鑑賞することができる、魅力にあふれる魚です。
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