メダカの育て方での基本!卵を産んだ時はすぐに卵を隔離しましょう!2017.12.19
メダカの育て方での基本!卵を産んだ時はすぐに卵を隔離しましょう!
この記事を読むための時間:7分
メダカをオスとメスがいる水槽で育てていると楽しみなのが、なんと言っても卵から孵化させる喜びでしょう。メダカを卵から孵化させ増やすためには正しい知識が必要です。メダカの習性をしっかりと理解していないと、せっかく卵を産んでも孵化させることはできません。そこで卵を産んだらどうすれば良いのかをご紹介します!
毎日の水槽のチェックを忘れないこと!
メダカの産卵時期は基本的には、春から夏にかけて産卵することが多いです。これは、産卵が水温に関係するためです。水温20℃くらいから産卵が可能になっていて、繁殖活動自体は18℃から行われます。適性温度は25℃~28℃で、このくらいが一番活発になります。そのため、この水温になる春から夏にかけてが適性水温ということになるのです。
他にも日照時間も関係するといわれていますので、産卵を促すためには水温の条件を満たすと同時に1日13時間~14時間の日照時間を取り、それ以外は照明を当てたりせず、暗所の状態にしましょう。明暗のメリハリをつけることが大事です。
しかし、例えば冬であっても室内で暖房をつけていたりすると、水温が産卵の適性温度にまで上がり、産卵する可能性があるということです。室内で飼われている方は、春~夏以外にも産卵のチェックを欠かさないようにしてください。水草やメダカのお尻に注意して観察しましょう。水草に小さな卵を産みつけていたり、お尻に卵がついていることが見られるでしょう。少しでも早く産卵に気付くことが最重要となります。
卵を発見!すぐに隔離の準備をしよう!
水草に小さな卵を見つけた場合は、すぐにシャーレーなどの底が浅い器に水草ごと移し替えましょう。ここでいくつか疑問が出ると思います。なぜ、卵を隔離しないとダメなの?なぜ、底が浅い器でないとダメなの?といったところでしょうか。
まずは、卵を普段の水槽から隔離する理由です。これは、メダカの習性が関係します。メダカが卵を水草などに産みつけたときに、そのままにしておくと、メダカが卵を食べてしまうのです。これでは、せっかく産卵しても当然孵化させることができません。毎日のメダカのチェックを行うことで一刻も早く卵を見つけ、水槽から隔離する必要があるのです。
そして、隔離するための容器ですが、なるべく底が浅いものということです。それは、少しでも多くの酸素を卵にいくようにするためです。なるべく水面から卵までが近い方が酸素が届きやすいです。底の深い容器では、底に沈んでいる卵まで酸素が届きずらく、孵化するための適性な条件ではありません。
そして、大事なことが、その際の水は水道水が適しているということです。これもしっかりとした理由があります。水道水に含まれている塩素が卵にカビが生えるのを抑制してくれるのです。ここまで行えば、順調にいくと1週間~2週間で孵化するはずです。
メスのお腹の大きさのチェックも忘れずに!
卵自体のチェックが一番大事なことですが、より早く卵を食べられないようにするための方法が一つあります。それは、メスのお腹の大きさを必ずチェックするということです。メスのお腹がいつもより大きく見えたのなら、そのメスを隔離してしまうのです。
その際には必ず、卵を生みつけるための水草も一緒に入れてあげましょう。こうすることで、産卵した時にすぐに分かりやすくすると同時に食べられてしまう可能性も減らすことができます。これも上手なメダカの育て方の知識ですので、是非参考にしてください。
上手に卵を孵化させ、メダカの子供からも癒しをもらいましょう!
メダカを育てる上で、産卵からの孵化はとても感動できる出来事です。そのために特別難しいことは何もありません。しっかりと卵を産んでからのことを理解しておけば、誰でも上手に孵化させることができるのです。
メダカは育て方次第で産卵しない場合もあるので、しっかりと産卵のための適性な環境を作ることを心掛けてあげましょう。そうすれば、メダカはきっとあなたの期待に応えてくれることでしょう。あなたが手を掛けて孵化させたメダカの子供は、より可愛く、あなたを癒してくれるはずです。可愛いメダカをいっぱい増やしてで癒されましょう!
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