メダカの稚魚の餌はいつ何をあげればいいの?2017.12.27
メダカの稚魚の餌はいつ何をあげればいいの?
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小川や田んぼで出会うことのできるメダカ。見ているととっても癒されるので、飼いたいと人気のある魚です。でも、いざ飼い始めてみると、どんな餌をあげればいいかわからない!今回はそんなことにならないように、メダカの稚魚の餌のあげ方についてご説明します。
餌はいつからあげればいい?
まずはじめにメダカの稚魚に餌をあげ始めるタイミングです。メダカが卵から孵化すると、毎日餌をあげなければ!と思ってしまいがち。しかし、実はこれ、間違いなんです。メダカは孵化して2~3日は、お腹の中にたっぷり栄養を蓄えているため、生まれてすぐに餌を与えても全く食べません。
そのため、餌をあげ始めるタイミングは、孵化してから3日後でOKです。とはいっても、孵化するタイミングは卵によって違います。同じ容器にたくさんの産卵床を浮べていると、ばらばらのタイミングで孵化してしまい、餌をあげ始めるメダカがどれだかわからなくなってしまうという問題が発生します。
そのような状況になるのを防ぐために、一つの容器の中には一つの産卵床しか入れないようにしておきましょう。そうすることで、全てのメダカの稚魚に確実に餌をあげ始めることができます。
もちろん、ある程度育ったら同じ水槽に入れてしまってかまいません。餌をあげ始めてから2週間の間が、メダカの生存率に大きな影響を与える期間になりますので、その第一歩でつまずかないよう、注意したいですね。
メダカの稚魚の餌やりポイント
さて、次にメダカの稚魚の餌について、そのあげ方やふさわしいものを説明していきます。人間の赤ちゃんは大人と同じ食べ物は食べられません。メダカも同じで、稚魚のころは成魚とは違う餌をあげなければなりません。稚魚のメダカの口はとても小さいですから、食べやすいように、パウダー状の餌をあげるようにしましょう。稚魚用の餌が売られていますから、それを買ってあげるといいでしょう。
しかし、最初のうちは餌をあげてもなかなか食べてくれません。食欲がないわけではなく、与えられたものが餌だと認識できていないだけですので、少し待ってあげてください。段々食べてくれるようになります。
また、餌をあげる回数ですが、1日に3回ほどがいいとされています。少なくとも2回は与えてください。あげる餌の量はメダカが残さない量と言われており、はっきり何グラムと決まっているわけではありません。人間と同じく、メダカも個体によって食べる量が違いますし、その時の体調によっても変わってきます。
餌をあげたあとは、稚魚がどのくらい食べているかを確認し、餌の量を加減してください。 先ほども述べたように、餌をあげ始めてから2週間はとても大切な期間です。この間に十分に餌をもらえなかった場合、成長具合に差が出てくることはもちろん、最悪成長が止まってしまうこともあります。
きちんと餌を与えているつもりでも、餌の粒が大きくて稚魚が全然餌を食べていない場合や、残った餌が腐敗して水質が悪化し、ますます稚魚が餌を食べられなくなっている場合もあります。稚魚が餌を全く食べない場合は、粒の大きさを確認してみてくださいね。
また、水質の悪さはメダカの死亡率を高めてしまう要因になりますので、餌が残ってしまった場合などは水を変えるなど、注意が必要です。
ポイントを押さえて、メダカを大きく育てよう!
ここまで、メダカの稚魚に餌をあげる時のポイントを紹介してきました。稚魚が生まれて3日後から餌をあげ始める、稚魚にはパウダー状の餌を1日3回あげ量は食べる量を見ながら加減する。この2つが主なポイントとなります。
初めは難しそうに感じるかもしれませんが、押さえるべきポイントさえ押さえてしまえば結構簡単に育てられてしまうんです。段々メダカが大きくなっていくのを見ると達成感も感じられますし、なによりも愛着がわくようになります。迷っている方も、ぜひメダカの飼育にチャレンジしてみてください!
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