めだかの屋外での冬飼育での問題は？安心して冬眠をさせる飼い方2017.12.30
めだかの屋外での冬飼育での問題は？安心して冬眠をさせる飼い方
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めだかにとって自身の命を守るための冬眠は欠かすことはできません。そのため、外気の影響で水温が変化しやすい屋外で飼育をする時は環境の変化に注意が必要です。そこで今回は、めだかが冬眠しやすい環境作りについてご紹介します。
めだかの特性と冬場に屋外で飼育する場合の注意点
暖かい春や夏の時期に川などを訪れた時に元気に泳いでいる姿を見掛けることもあるめだか達は、冬から春の間の時期になるとめっきり見掛けることが少なくなります。これは、めだかを始めとした体を覆っている皮膚が薄い魚達は、水温の低下によって体内の水分が凍らないように冬眠をして過ごすことが大きな理由です。
泳いでいる姿が見られないのでそこにはいないのではないかと勘違いされがちですが、実際は外気の影響を少しでも避けるために水の底でじっと動かない状態で春を待っています。餌も食べずにずっとその状態でいるため、個体によっては体が成長しきっていないことで冬の寒さに耐え切れずに死んでしまうというケースも少なくありません。
これは自然に生きるめだかに限ったことではなく、人間が飼育している場合でも同じことが言えます。そのため、自宅の屋外の水槽の中でめだかを飼っている人は冬場の時期は室内に移してあげることが望ましいです。もしどうしても室内にいれることができない環境の人は、冬眠ができる状態をしっかりと作ってあげることが必要不可欠になります。
めだかを死なせずに冬眠させてあげるためのポイント
一般的に生き物が冬眠をする時期は、1日を通して気温が低くなる11月から3月までの間とされています。当然のことながら自然と同じ環境になる屋外の水槽の中で飼われているめだかも、毎年この時期に入れば生きるために冬眠の状態に入らなくてはいけません。
まず最初に注意するべきポイントの一つがめだかの種類です。近年では品種改良によって変わっためだかを作ってそれらを飼育するケースも増えてきていますが、一般的な野生のめだかに比べて若干体が小さくなるよう改良をされた種類は生命力が弱い傾向にあります。
そのため、同じ冬眠をさせるにしても種類によっては特に状態の変化や飼育環境に注意が必要です。水温が10℃を下回り始める頃がめだかが冬眠を始めるタイミングとされています。冬眠中は餌を与えても食べることはほとんどなく、食べ残しが水の中に溜まって水を汚してしまう原因になるので冬の時期は特に餌をあげる必要はありません。極まれに冬眠中でも餌を食べる個体もいるとはいえ、食べても体内で消化できずに体調を崩してしまうことも考えられるので、水温が下がり始めたタイミングで食べ残しの餌も綺麗に取り除いておくことが重要です。
水槽の状態をこまめにチェックして自分なりの対策を取り入れる
屋外での冬飼育で特に気を付けなくてはいけないのが水の状態です。寒い冬の時期にバケツに入れておいた水が朝起きたら凍っていたという状況はよくある話ですが、これは水槽の水においても同じことが言えます。
冷え込みのきつくなる夜間や明け方は特に凍ってしまう可能性が高く、水が凍ってしまえば当然中のめだかも凍って死んでしまうので注意が必要です。とはいえ、水が凍るのは水量に比例するため、大きめの水槽にたっぷりと水が入っている状況であれば水面だけが凍るだけで底面にいるめだかにはさほど影響はありません。
もし水量が少ない水槽で飼っている場合は、事前にある程度の水深が確保できる状況を作ってあげることが大切です。人によっては水槽に落ち葉を入れるケースもあって、これは落ち葉の発酵で放出される熱がめだかに良いのではないかといった考え方からきています。しかしこれらは科学的根拠があるわけではないので、個人の判断で分かれる所です。
元気に育ってもらうために手間を惜しまないことが大切
めだかは種類によって生命力も違えば育て方も異なるため、手間を掛けなくても自力で冬を乗り越えるケースも少なくありません。とはいえ、同じ冬でも気温の変化や天候などで環境は毎日変わるため、しっかりと人の手で寒い冬を乗り越える手助けをしてあげることが大切です。
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