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水換えはどうする?メダカの水槽2017.12.08

メダカ飼育 水槽

 

水換えはどうする?メダカの水槽

 

 

この記事を読むための時間:15分

 

癒しとして部屋を彩るメダカ、しばらくすると水槽内の水が汚れてきてしまいますよね。汚れていなくとも、水質は悪くなっていますので水換えが必要になります。水換えと言ってもどうやればいいの?頻度は?など疑問をお持ちだと思います。

今回は、メダカの水換えの必要性やその方法などについて詳しく解説します。

 

どうして水換えが必要?

 

水換えがなぜ必要なのかと言えば、水槽の水質をよりよいものへと戻すためです。水は汚れていないけれど、と考える方もいるかもしれませんが、見た目にはわからなくても水槽の水質はどんどん悪化していくのです。メダカを飼育している以上、メダカのフンや餌の食べ残しなどは水槽内に必ずあります。

 

フンや食べ残しはバクテリアによって分解され、最終的には硝酸塩という物質になります。この硝酸塩は少量だと害はありませんが、水換えをしないことによって蓄積してくるとメダカにとっては毒になってしまうんです。水草の種類によっては入れていると栄養として吸収し、水質を浄化してくれます。

 

しかし、狭い水槽内ですと水質が浄化されるよりもフンや餌などの蓄積量の方が多くなってしまうため、水草を入れていても水質は悪化してしまうのです。硝酸塩は水草の作用で除去するほかには水換えでしか取り除くことができませんから、定期的な水換えが必要になるんですね。メダカは新鮮な水を好みますし、水が汚れていると病気にも罹りやすくなってしまいます。最悪の場合には死んでしまうこともありますので、しっかり水換えをしましょう。

 

メダカ飼育 水槽

 

水換えってどうやるの?

 

まず、メダカの水換えのための新しい水を用意しましょう。使う水は水道水で構いませんが、カルキ抜きをしてください。カルキは塩素に弱いメダカにとっては有毒で、そのまま使うと死んでしまうこともありますから、水道水を使用する場合は必ずカルキ抜きをしましょう。

 

水道水を汲んで一昼夜おいておけばカルキが自然と抜けますので、水換えの前日に準備しておくといいでしょう。すぐに水換えをしたいという場合には、カルキ抜きのための中和剤なども売っていますからそちらを使用するのも一つの方法です。新しい水が用意できたら、水槽から水を抜きます。この時、ペットショップや100円ショップにも売っている水汲み用のポンプがあると便利です。水槽内の全部の水は抜かずに三分の一ほど抜き水槽の底砂をトントンと叩きながら吸い出すと、底に溜まっているフンなどが舞い上がり吸いやすくなります。この時腐った水草などがあればそれも取り除いてください。水が抜き終わったら、用意しておいた新しい水を足しましょう。これも、ポンプを使いゆっくりと水を足していってください。これでメダカの水換えは完了です。

 

また、水換えの後の餌やりについてですが、これはしばらく与えないようにします。水換え後は、環境に慣れようとしてメダカの体には負荷がかかっています。その時に餌を与えてしまうと、餌を消化するために更に負荷がかかってしまいますので、おススメできません。水換えによって今までいたバクテリアなども減っており水質浄化の効果も減っていますから、1~2日程度は餌を与えずに様子をみた方が無難だと言えます。

 

メダカ飼育 水槽

 

どのぐらいの頻度でやればいいの?

 

水換えの頻度は、飼育しているメダカの数や水槽の大きさ、季節などによって大きく変わってきます。暖かい夏はメダカが最も活発に動いて餌もたくさん食べる時期となり、フンも多く排泄され水質の悪化が激しくなります。そのため、この時期の水換えは週に一度ぐらいの頻度で行っていく必要があります。

 

春や秋など、夏ほどメダカが活発でない時期では、二週間に一度ぐらいの水換えで大丈夫ですが、水が極端に汚れているなどという時には、回数を増やした方がいいかもしれません。また、冬の冬眠期でメダカが餌を食べない、動いていないという時には水換えの必要はありませんが、室内で飼育していて冬でもメダカが動いて餌を食べているという時には水換えが必要になります。この場合も春や秋などと同じ頻度でいいでしょう。

 

これはあくまでも目安ですので、水槽の水量に対してメダカの数が多かったりする場合には、もう少し頻繁に水換えをする必要があります。また、ヒーターを利用して水温を上げメダカを一年中活発にしている場合は、夏と同じような頻度で水換えをしたほうがいいでしょう。

 

メダカ飼育 水槽

 

お掃除と一緒に水換えも

 

メダカの水換えは重要ですが、それと同じぐらい重要なのが水槽の底砂などのお掃除です。底砂にはフンなどが溜まりますから、定期的にポンプなどでゴミを吸い出すといいでしょう。水換え時と同じように、ポンプでトントンと底砂を叩いてゴミを舞い上がらせてから吸い出すと、簡単に取り除くことができます。この時に、自然と水も吸い出すことになります。そのため、少しずつでも新しい水を補充することになりますから、本格的な水換えの時期を遅らせることができるのです。

 

定期的に水換えをしたとしても、このゴミが溜まったままだと水質の悪化が早くなってしまいますよね。そのような状態だと頻繁に水換えをしなければならずにメダカにも負担がかかりますから、気が付いた時にしっかりゴミを取り除いてメダカにとって良い環境を作ってあげましょう。

 

メダカの水換えの注意点

 

意外と簡単に行うことができるメダカの水換えですが、注意しなければならないポイントがいくつかあります。まずは、水を吸い出している時にメダカが近付いてくることがありますが、なるべく注意してメダカを叩いたり吸い込んだりしないようにしましょう。メダカに傷がつくと病気に罹りやすくなりますし衰弱もしてしまいますので、メダカの動きに気を配りながら吸い出してくださいね。

 

また、メダカは水温の変化に敏感な魚です。極端に水温に差があると負担がかかってしまいますから、新しい水はできるだけ水槽の水温と同じぐらいになるようにしてあげてください。あまり差がありすぎると、体を覆っている粘膜が傷付いて病気に罹りやすくなったり心臓麻痺を起こしたりしてしまいます。新しく水を入れる時も一気にドバっと入れてしまうとメダカが驚いてしまいますので、ゆっくりとポンプなどで水を入れることを心がけてくださいね。水槽の水換えはメダカにとってはストレスになりますので、なるべく今までの環境を乱さないようにゆっくり丁寧に行うことが大切です。

 

他にも水換えをしようという方の中には、メダカを他の容器に移してすべての水を捨てて隅々まで綺麗に洗って新しい水を入れてあげよう、と思う方もいるかもしれません。しかし、この方法はおススメできません。先述した通り、メダカは環境の変化に弱い魚になります。ですので、すべての水を換えてしまうと環境に慣れることができずにストレスで弱ったり、ひどい時には死んでしまうなんてこともあるのです。綺麗な水槽に綺麗な水の方がいいのでは、と思ってしまう気持ちもわかりますが、すべての水を換えてしまうのはメダカにとっては逆効果ですので気を付けてください。

 

適切な水換えでメダカに良い環境を作ろう

 

このように、メダカにとって適切な水換えというのはとても重要だとわかっていただけたかと思います。メダカにとって水の中というのは、私たちが生活する部屋と同じです。私たちもゴミだらけで汚い部屋だと気分が良くないし具合が悪くなったりしますよね?それと同じで、メダカも汚い環境だと具合が悪くなったりしてしまいます。かわいがっているメダカですから、良い環境で育てて、できるだけ長生きさせてあげたいですよね。そのためにも、しっかりと手順を守って水換えをして、最適な環境を作ってあげることが大切です。

 

 

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紀の国めだか

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